手軽でおいしい保存食とオイル漬け 黒田民子 まちかど情報室 5月18日25日

ピクルス料理

2021年5月18日のまちかど情報室のテーマは”漬けるだけ!手軽でおいしい保存食”でした。

本格的なものは難しいかもしれませんが、家にある食材をただ漬けるだけで、長く美味しく味わえる技を教えてもらいました。

教えてくれたのは、様々な保存食のレシピを考案してきた料理研究家 黒田民子さん。

漬けるだけ 手軽でおいしい保存食

たくさん食材を買い込んだけれど、うまく使いきれない、そんな時に役立つ技が漬けること。

ちょっと塩漬けにしておくとか、お酢に漬けておくとか、しょうゆに漬けておくだけで一品できてしまう。

ちょっとだけの手間で美味しくできます。

ピクルス

まず、色々な野菜を美味しく長持ちさせられるとおすすめなのが、野菜ピクルスです。

彩りの良い野菜を加えると見た目も美しいし、お酢をたっぷり使って保存できます。

きゅうり、にんじん、パプリカなど、ピクルスの定番食材の他にも、ミニトマトやごぼう、オクラなども美味しくできます。

オクラはネバネバもそのまま楽しめます。

野菜は水洗いして、大体の長さをそろえて切ります。

その後、ポイントが5秒ほど湯通しをする ことです。

殺菌効果があるうえに、お酢が染み込みやすくなります。

野菜を漬ける液体 ピクルス液(4人分)は、水 200ml、酢 100ml、砂糖 大さじ1、塩 小さじ1、白 ワイン100mlを混ぜて、まろやかにします。

これをひと煮立ちさせてから、 少し冷まします。

煮沸消毒したビンに野菜を入れて、この液体を注ぎます。

野菜が全て使えるようにして空気に触れないようにするのが、長持ちさせるコツです。

好みで黒胡椒 約10粒、唐辛子、ローリエ 1枚などのハーブを 加えて冷蔵庫で二日ほど寝かすと、食べごろの野菜のピクルスができあがります。

3週間くらいはもちます。美味しく新鮮に食べられます。おすすめです。

ピクルスの液体は、美味しく再利用できます。

これで酢飯を作って、ピクルスの野菜を刻んで混ぜる、ちらし寿司もおすすめです。

ゆで卵の味噌漬け

次に幅広い食材を漬けられるという身近な調味料が、発酵食品で すごく栄養がある味噌が いいです。

まず試して欲しいのが、ゆで卵の味噌漬けです。

ポイントは味噌 200gに、砂糖 大さじ4とみりん 大さじ2(6皿分)をよく混ぜること。

味がまろやかになりますし、みそが柔らかくなって、食材を漬け込みやすくなります

容器の1/3ほどにしっかりと積めます。

そして達人の技がガーゼを敷くこと。その上に卵を乗せて、またガーゼを敷いて、味噌を乗せます。

ガーゼが食材から出る水分を吸い取ってくれますし、味噌の味はしっかり食材に移ります。

冷蔵庫で一日寝かせれば出来上がり。冷蔵で5日ほどもちます。

このまま食べても、また刻んでサンドイッチにしても美味しいです。

同じ方法で鶏肉や魚なども美味しく漬けられます。

その際も、味噌はガーゼの効果で比較的清潔に保たれるので、加熱して味噌汁などに再利用できます。

弁当を作っている人も、卵の味噌漬けだったら、そのまま半分に切って、弁当箱に詰めたらいいし、ラーメンにトッピングしてもいいし、簡単なので是非作ってみてください。

 

2021年5月25日のまちかど情報室のテーマは”手軽でおいしい!オイル漬けを楽しむ”でした。

今回も、食材を調味料や油に漬け込むレシピを考案してきた料理研究家 黒田民子さんが、オリーブオイルを使って自宅の料理がよりおいしくなる技を教えてくれました。

手軽でおいしいオイル漬け

いつもと違う風味を手軽に楽しみたい、そんなときにオススメなのが、オリーブオイル漬けです。

オイルは空気と食材を遮断するので、そのまま風味も香りも閉じ込められるので、うまみも増します。

食材も生きてくるし、無駄にならなりません。

傷みやすいきのこ、マッシュルームやシメジ、えのきだけなども、相性が良いオリーブオイルにつければ、おいしく長く味わえます。

きのこは汚れが気になる時は、乾いた布やキッチンペーパーなどで拭き取ります。風味を保つために、水洗いは避けた方が良いです。

マッシュルームのオイル漬け

マッシュルームのオイル漬け 8個分

マッシュルーム 8個
オリーヴ油 200 ml
にんにく ふたかけ
ローリエ 1枚
鷹の爪 1本
塩・こしょう 少々

作り方はシンプルです。

オリーブオイルに、にんにく、ローリエや鷹の爪、きのこを入れてから弱火にかけます。

15分ほど加熱してから、塩とこしょうで味を整えます。

そして、煮沸消毒したビンに移します。キノコ全体がオイルに浸かるようにして、空気に触れないようにするのがポイントです。

これを冷蔵庫で一晩寝かせれば、 オイルとにんにくの風味が染み込んで食べ頃に。旨味をオイルでグッと閉じ込めます。

これを火にかければアヒージョになりますし、パスタなど色々な料理にも使えます。

マッシュルームとベーコンと一緒に炒めるとか、野菜と混ぜて野菜炒めに使ってもいいし、もうそれで一品できるので、随分早い時短料理になります。

これは冷蔵で1週間ほどおいしく味わえます。

鶏むね肉のオイル漬け

さらにお手軽でメインディッシュになるというおすすめの料理は、 オリーブオイルで漬け込んだ鶏ハムです。

これはおいしいです。

材料はオリーブオイルと鶏のむね肉、砂糖、塩のみ。

鶏むね肉のオイル漬け 2人分

鶏むね肉 250g
砂糖 小さじ1
塩 小さじ1
オリーブ油 大さじ1

砂糖と塩を混ぜて肉全体にすりこみます。

それを保存袋に入れて、オリーブオイルを注いで、よくなじませます。ギュッギュッともみ込んでいきます。

袋の上からちょっともめば、しっかり中に染み込むし、むね肉は油がないので、しっとりさせる効果もあります。

折りたたむようにして空気を抜きます。

これを冷蔵庫で1時間ほど寝かせると、オイルがグッと染み込んでしっとりとした食感になります。

そして60℃ほどのお湯を料理してから、ドボンと入れておくだけで、後はほったらかしでいいです。

保存袋が耐熱性ならそのままドボン。そうでなければ、耐熱性の袋に入れて、火を止めた状態で、1時間以上湯煎します。

鳥のむね肉がお風呂に入ってるような状態です。低温でじっくり火を通すのが柔らかさのポイントです。

鶏肉なので、熱が中まで通っていることを確認してから食べるようにしてください。オイルが染み込んでしっとり食感です。

黒田さんはそのままパクパク食べます。しっとりとしてすごく美味しいです。もし残ったら、翌日サンドイッチにしてもおいしいです。

是非作ってみてください。

冷やし中華の具にしたり、サラダに入れたりしてもおいしく味わえます。

注意ポイントは、熱が中まで通っていない場合は、お湯を温めなおしてから再度湯煎してください。

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