2021年11月26日のまちかどトレンドのテーマは”人気の健康食 オートミール”でした。
オートミールはオーツ麦を加工した食品で、水や牛乳で戻して食べるシリアルの一種です。今とても人気が高まっています。
東京有楽町にある米や雑穀などを販売する穀物専門店。
店の一番目立つ場所に置かれていたのがオートミール。専用の棚が設けられていました。
様々な種類があります。粒が大きくて食べ応えがあるタイプや、タンパク質を多く含む種類など、6種類が並べられていました。
「この店の主役はもち麦とか雑穀だったんですが、今一番売れているのはオートミールです。オートミールの売上は去年と比べ 10倍以上伸びています。」
人気の理由はタンパク質やカルシウム、食物繊維などが豊富で栄養価が高く、それぞれ玄米の2倍以上になります。
一食分のカロリーや糖質は白米の半分以下。とても低いことから人気が集まっています。
「カロリーを気にするようになったので食べ始めました。」
「腸内環境が改善されると聞いて食べています。」
オートミールが人気になったのは、あるきっかけがありました。それが米化。
お粥のような食感が苦手だったという人が多かったオートミールですが、お米に近い食感で食べられるようにすることを米化と言います。
その方法は、オートミールに水をかけて電子レンジで温めるだけです。
オートミールレシピ研究家 これぞうさんが、米化のレシピをSNS などで発信したところ、手軽に美味しく食べられると注目されるようになりました。
米化をきっかけとして美味しく食べようという動きが広まっていて、今年出版されたレシピ本は10冊以上あります。
さらに食品メーカーやスーパーも味をつけたタイプや、ビスケットタイプなど、様々な商品を発売しています。
今年4月には、日本初というオートミール専門のテイクアウト店も登場。
看板商品はリゾット風オートミールです。
通常、オートミールは水や牛乳で戻しますが、 この店では特製の スープを使っています。
そのスープは鶏ガラや野菜などを長時間煮込んで作ったものです。
このスープを使って戻すことで、オートミールに味が染み込んで美味しくなります。
この他にも、スムージーやヨーグルトをベースとしたデザート風のオートミールもあって人気を集めています。
「なるべく糖質を抜いた食事というのを心がけています。そういった点ではぴったりだと思います。」
「実際食べてみるとすごく美味しいと思います。」
「素朴な味がだんだん癖になってきます。ヨーグルトとはちみつで合わせて食べるんですけど、だんだん米化される楽しみもあります。」
渋沢栄一もオートミール好んでいたらしいです。こだわりがあって、牛乳に一晩浸したもの、柔らかくなったものをオーバーナイトオーツと言うらしいです。
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