2022年3月18日のまちかどトレンドのテーマは”おしゃれに進化 ネオあんこ”でした。
あんこというと昔ながらというイメージがあるかもしれませんが、今いろいろな楽しみ方があります。
カラフルなおはぎ
2022年1月に東京世田谷にオープンしたばかりの和菓子店 OHAGI3(おはぎさん) 下北沢店。
主役はもちろんおはぎなんですが、今の注目はカラフルなおはぎ。華やかな見た目に進化しているものです。
白いおはぎは、ココナッツがまぶしてあって、中には白インゲンが原料の白あんが入っています。あずき色ではありません。
抹茶をまぶした緑色のおはぎは、白あと粒あんを半分ずつ組み合わせたものです。
さらに、この店では、おはぎとパフェを組み合わせるという新たな食べ方も提案しています。
おはぎのパフェの斬新さがSNSで話題になって、若い人たちの人気を集めています。
「洋菓子観もあって、新しいなと思いました。」
「見た目もかわいいのが多いと、いっぱい食べてみようかなという…」
母「あんこ好きだよね。」
子「だって、ふわふわで、おいしいんだもん。」
あずきバーに厳選素材を加えた高級和アイス
あんこの新たな楽しみ方、他にもあります。
例えば、あずきを使ったアイス。
井村屋 和涼菓堂 京都店
裏返すと旬のフルーツがふんだんに使われています。
高級な抹茶とくり組み合わせたものなどもあって、プチ贅沢が味わえると人気です。
あんこのスプレッド
あんこのスプレッドまで次々と登場しています。
例えば、老舗和菓子店 とらやのスプレッドは、パンに塗って楽しめるだけではありません。
コーヒーに入れても優しい甘さが加わって、おいしくなって、幅広い使い方ができると好評です。
飲むあんこ
さらに、意外なところでもこのあんこが注目されています。
東京杉並区にあるボルダリングのジム B-PUMP OGIKUBO。
一汗かいた後に手にしたていたのは、あんこのドリンク theANko。
スポーツ用に開発されたもので、あんこをより柔らかく仕上げて飲み易くアレンジしています。
あんこはタンパク質や糖質を手軽に補えるということで注目を集めています。
1か月で、およそ1万本売れています。
「おいしいです。甘過ぎると飲みたくない。すっきり飲めるので重宝しています。」
あんこのフラワーケーキ
今、あんこはアートにまで進化しています。
東京豊島区にある華水月(はなみずき)のショーケースに並んだ華やかなケーキ。
注目は、ケーキの上にある花の部分。
実は白あんをベースにしたクリームで作られています。
あんこのフラワーケーキと呼ばれていて、数年前から韓国で流行して、日本でも注目されるようになりました。
店では教室まで開かれていて、かわいい花の形を自分で作ってみたいという人が増えています。
生クリームより硬さがあるので、いろいろな花の形を表現できるのが魅力です。
この日初めて習ったという親子は…
「思ったより難しかった。結構かわいくできたので良かったかなと。」
「あんこなのに、洋菓子みたいで、もっと色々作りたくなりました。」
取材した日に、18歳の青年がやってきて、80歳になる祖母のために、誕生日ケーキを注文していました。
このあんこの優しい甘さが世代を越えて親しまれていることがわかります。
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