ESSE ふるさとグランプリ2021で総合グランプリに輝いた新・5種の魚介スモークセットがおはよう日本で紹介されました。
全国34の自治体の中から、北海道紋別市が総合1位に選ばれました。
サーモンやホタテ、サバなど5種類の魚介が入った10,000円の寄付による返礼品のスモークセットです。
伝統の方法で燻製にし、海の幸の旨味がしっかり詰まっています。
審査をしたのは、雑誌でリポーターとして登録している読者60人です。
ESSE「この返礼品が今回の試食のトップバッターでした。コンテストでは、トップバッターは不利だったりしますが、1番目から会場をどよめかせた圧倒的な味のパンチ力。」
スモークセットを作った紋別市の燻製工房の安倍さんは祖父の代から受け継ぎ、一人で燻製を手掛けています。
昔ながらの製法にこだわっています。
通常使われる木片チップよりも小さいおがくずを使用。
すすが少なく香りもまろやかにつきます。
わずかな煙だけで高さ2mにつるしたサバを15時間もかけて、ゆっくりと燻していきます。
柔らかく浸透した香りが、素材の香りを壊さない独特の美味しさを生み出しています。
コンテストの後、問い合わせが一気に増えて申込みは3倍の3,000件。2ヶ月待ちの人気の返礼品です。
グランプリを受賞したことで、安倍さんは手間を惜しまず続けてきた成果を実感しています。
「やっとわかっていただいたうれしさがあります。ずっと続けて誰も見向いてくれなかったのが、やっと皆さんこっちの方を向いてくださる。期待して下さる方を裏切らないきちんとしたものを作っていくだけです。」
審査にあたっては、味以外も評価のポイントになりました。
それはアザラシです。アザラシの保護施設 とっかりセンター。
冬になると、紋別市には流氷が訪れます。その際に迷子になるアザラシのため、寄付金が使われています。
コンテストの審査用紙にはアザラシを守る活動への記述が数多くありました。
アザラシの環境保全への寄付金は年間15億円あり、昨年末に行われた改修工事にも使われました。
とっかりセンター展示飼育係長「私たちにとってはとてもありがたいことです。コロナが落ち着いたらぜひ遊びに来てほしいなと思います。」
紋別市が誇る返礼品。グランプリの受賞で地域の魅力を伝えるチャンスへとつながっています。
各部門の入賞返礼品は → ESSE online
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