2022年3月25日のまちかどトレンドのテーマは”気軽にアウトドア チェアリング”でした。
チェアリングは、椅子を公園や大自然の中に持っていって、自由に時間を過ごすことです。
コロナ禍で今注目を集めています。
雄大な自然を前に椅子に座ってくつろいでいる写真がインスタグラムに投稿されていますが、これがチェアリングです。
道具を揃える必要がなく、近場の公園などでも気軽に楽しむことができます。
チェアリングの魅力を発信している日本チェアリング協会 伊藤雄一さん。
「ボーっと景色を眺めるのもいいですし、読書や音楽、あと弁当を食べたりするのもいいですね。その手軽さと景色を楽しめるのがチェアリングの魅力です。」
椅子さえあれば誰でも楽しむことができると人気を集めていて、インスタグラムにはおよそ2万件もの写真が投稿されています。
中にはパソコンを持ってきて仕事をするチェアワークをする人もいるそうです。
「椅子は簡単に移動できるので、好きな風景や見る角度を変えられて、気分転換になって、仕事がはかどるという方もいます。」
チェアリング用の椅子
そんな伊藤さんが使っている椅子。肘かけにはカップホルダーがあって、座面の下には荷物を置けるようになっています。
少しでも公共の場の邪魔にならないようにと、アウトドア用品メーカーがチェアリング用に開発しました。
こうしたチェアリングに便利な椅子が色々登場しています。
東京新宿にあるアウトドア用品専門店では、およそ30種類の椅子を扱っていて、去年の椅子の売り上げは前年比およそ1.5倍に増えました。
中でも人気なのは、横になってくつろげるリクライニング式です。
ほかにも、座り心地の良さを追求したクッション性の高いものや、持ち運びがしやすいコンパクトサイズのものがチェアリングにぴったりで売れています。
アウトドア用品専門店「一日で多いとき10個ほど売れるときもあります。チェアリング用に椅子を探しに来るお客様もいて、ブームが来ていると感じます。」
東京裏山ワンダーランド
さらにチェアリングを目的とした日帰りツアーも人気となっています。
アウトドアイベントを企画する東京都あきる野市の東京裏山ベースでは、自転車と椅子をレンタルし、絶景のチェリングスポットを目指すツアーに参加できます。
スマートフォンに表示される写真と文章を頼りに、自分達で目的地に向かいます。
道すがら周囲の景色を楽しめるところも魅力の一つです。
たどり着いたのは、知る人ぞ知る穴場のチェアリングスポットです。
自然に囲まれながら、思い思いの時間を過ごせます。
「自然を感じられて癒されました。」
ツアーの去年の参加者は前年のおよそ3倍に増えました。
ツアー運営会社「椅子に座ると立って歩いて見ている風景より下から世界を見上げる感覚になって、自然に包まれる雰囲気になるので、そういうところもチェアリングの魅力かなと思います。」
注意点はゴミは持ち帰って自分で処分し、私有地に入ったり、騒いだりはしないようにしてください。
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