2022年1月14日のまちかどトレンドのテーマは”音の癒しが人気です”でした。
より一層音に癒されたい人が増えています。
東京都渋谷区の音楽ソフト販売店。
さまざまなジャンルの中 設けられているのがアンビエント音楽という項目です。
アンビエントとは環境。集中して聴くのではなく、環境に溶け込んだ音楽ということです。
その多くは歌詞はなく、ゆったりとした音楽です。
70年代からあるジャンルですが、音楽配信サービスで初めて知る人が増えて再評価されています。
ネットには「仕事には合う」とか「心地良い」といった声が寄せられています。
コロナ禍で家で仕事や勉強する中、無音よりこうした音楽を聴いていたい人も多く、spotifyでは聴く人が大幅に増えました。
リスナー数が2年前の約2.7倍(spotify調べ)
人気高まるアンビエント音楽をリラックスしたまま味わえるサービスも始まっています。
Sleeping To Dream~心地良い眠りへ誘う音楽体感プラン~ |東急ホテルズ
東京 二子玉川駅前のエクセルホテル東急では、2021年10月からこの音楽に癒される宿泊施設プランを設けました。
チェックインの際 渡されるカードをスマホで読み込むと、癒される音楽が高級スピーカーから流れてきます。
このサービスに向けて作ったホテルオリジナルのアンビエント音楽です。
近くに住む人が、寝るために利用することも増えています。
ホテル客室支配人「日本人は慢性的に睡眠が足りていないとよく耳にします。いかにより心地よいお休みを提供できるかというところで始めさせていただきました。」
一方で、音楽だけでなく、音そのものに癒される人も増えています。
2021年にスタートした自然の音を購入できるサービス。
Sounds of JAPAN | Audiostock(オーディオストック)
全国各地で録音した音が人気で、レパートリーは増え続けています。
まず人気なのが、奈良県斑鳩町 法隆寺の音。
京都府宮津市 天橋立のさざ波の音も人気です。
香川県東かがわ市 しろとり動物園の音。鳴き声。
旅行などがしにくい今、現地に行った気持ちが味わえるこんな音にも人気が集まっています。
さらに町の音を楽しめるサービスも登場しています。
東京都渋谷区に2021年に開業したばかりの最新鋭ホテルですが、そのスイートルームには特注の真空管アンプが置かれています。
ここに泊まる人が聞けるのは、渋谷の町の音を集めたアート作品です。
街のざわめきを落ち着いた部屋で聞いて、都市をアート作品のように感じてほしいということです。
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