干物。渋いですが、ジワジワ来ています。コロナ禍で自炊する機会が増えているので、手軽においしく食べられると人気を集め始めています。
東京築地にある老舗干物店。アジやサバ、イワシのメザシなど、20種類ほどを扱っています。
そのまま焼くだけで美味しく食べられる干物は、おうちごはんを手軽に楽しむのにぴったりだと注目されていて、若い世代のお客さんも増えています。
店ではリピーターが増加して、ネット通販も含めた去年の売り上げは、おととしのおよそ10倍にものぼりました。
「旨味が凝縮されている感じがする。」
「買ってすぐ焼けるし便利。」
「干物は日持ちがする。冷凍庫にあるとちょっと安心。」
今、全国各地でユニークな干物が登場しています。富山の干物店が製造しているのは、カニの干物。
静岡の沼津で採れる珍しい魚ゲホウ、メヒカリは深海魚の干物。ワニコチの干物。
淡白な味わいですが、干物にするとギュッとうまみが凝縮されて、美味しくなります。
荒井アナが神奈川県真鶴にある老舗の干物店 ひもの 魚伝に行ってきました。
こちらではちょっと変わった干物が人気を集めています。
一番人気は、フレンチの技法を使ったキンメダイのハーブ&ガーリックです。
高級魚のキンメダイを洋風の干物にしました。ハーブがかかっています。
それだけではありません。魚をさばいた後、ニンニクやスパイスなどを独自に配合した調味液につけるのがポイントです。
この調味液は、生ハムを作るときなどにも使われています。
そしてハーブを振り掛けて、室内で乾燥させれば出来上がり。
特別にお店の方に焼いていただきました。通常は店では食べられません。
ハーブのいい香りが鼻に抜けて、すごく爽やかな味です。おいしいです。干物という感じがしません。
他にも唐辛子を使ったものなど、6種類ほどある洋風の干物は、去年から、こちらもおよそ10倍に伸びたそうです。
味付けしてあるので、野菜などと煮込めば、ラタトゥイユ、アクアパッツァなど短時間で映える料理ができます。
「時短で簡単におしゃれな料理が出来上がる。色々な人に干物を食べてもらうきっかけになったかなと思います。」
今のニーズに干物は結構合っています。
干物料理は他にも色々出ています。
島根県の干物店の方が、動画を投稿していますが、30種類ぐらいあります。
干物のレシピ動画。パスタ、トビウオとアボカドのサラダ、チヂミ、アヒージョ他。
調理のポイントは干物はもともと塩味が付いているので、それを生かすことです。
トマトパスタはトマトといわしとアジとオリーブオイルをからめてパッと時短で料理できます。
干物店に勤める女性 「干物は火も早く通り、味も付いているので、短時間で多様な料理にアレンジできます。」
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