2021年7月12日のまちかど情報室のテーマは”夏 お茶でさっぱり飲み物”でした。
お茶をいかした夏の飲み物
日本茶を使ったレシピを考案している日本茶インストラクター 本間節子さんに、お茶を使ってさっぱり飲み物を楽しむアイデアを教えてもらいました。
本間さんは、お茶をいかした飲み物や食べ物を開発し、書籍や教室などで教えています。
日本茶はおいしさの中に苦みや渋みや甘み、いろいろな味が含まれていて、そのまま飲むだけではなく、様々な食材と合わせることで、さらに魅力がアップします。
今回紹介するのは3種類。お茶を使った夏にぴったりの飲み物です。
抹茶を使ったさっぱりとした炭酸ジュース
抹茶はそのものが甘いので、溶かして炭酸で割るという飲み方がいいです。
作り方は簡単です。
ミントに熱湯をかけて、そのお湯を抹茶に注ぎます。この時、冷たい飲み物ですが、水よりお湯で溶く方が良い香りが立ちます。
そして、これを炭酸水で割って冷やしたらもう完成です。
渡辺アナによれば、特別感があり、自宅でカフェ気分を味わえるそうです。
抹茶そのものが持つほのかな甘さと、ミントの爽やかさを味わえる飲み物です。
夏の果物メロンと煎茶の茶葉を使ったスムージー
煎茶は飲むとすっきりしますが、その葉と果物を混ぜれば、後味がが良くなるのではないか、と本間さんが考案しました。
甘みが強い果物などと掛け合わせた時に、 より美味しくなるような魅力があります。
用意するのは…
煎茶のスムージー(1杯分)
水出しした煎茶 150 g
冷凍したメロン 100g
ミント 4枚
砂糖 小さじ2
まず、容器に茶葉と水を注いで、水出し煎茶を作っておきます。
メロンも2cm角に切って冷凍しておきます
これらをミキサーに入れ、そこに水出した煎茶をそのまま茶葉ごと入れるのがポイントです。
そうした方がよりお茶の存在感が出ます。
味はメロンの甘みを感じた後に、後味がさっぱりするような飲み物です。
パイナップルでも美味しくできます。
生姜とほうじ茶を合わせたジンジャーエール
朝や日中はもちろん、特に夜に飲んでもらいたい飲み物です。
用意するのは…
ジンジャーほうじ茶シロップ
ほうじ茶 8g
水 350ml
生姜の薄切り 40g
きび砂糖 60g
ほうじ茶は比較的カフェインが少なめなので夜でも飲みやすいです。
ほうじ茶は、お茶葉を広がりやすくするために、大きめのお茶用のパックに入れます。
これを鍋で材料も一緒に5分煮てから、お茶パックを取り出してください。
作ったシロップは、ビンに入れて冷蔵庫で冷やします。
氷を入れたグラスにシロップを入れて、炭酸水で割れば完成です。
生姜の風味とほうじ茶のほろ苦さがよく似合う香ばしいジンジャーエールの出来上がりです。
すだちをちょっと絞っても美味しいです。
アレンジひとつで色々な味わいができます。夏にぴったりの飲み物を作ってご家庭で楽しんで頂けたらと思います。
ハーブと日本茶はとても合います。例えば、ほうじ茶とジルというハーブを合わせたものは、爽やかに味わえます。
2021年7月19日のまちかど情報室のテーマは”夏 スイーツもお茶ですっきり”でした。
夏らしいさっぱりとした味のスイーツ
今回も、日本茶を使ったレシピを考案している日本茶インストラクター 本間節子さんに、お茶を使った夏らしいさっぱりとした味が楽しめるスイーツの作り方を教えてもらいました。
日本茶は飲んでももちろん美味しいですが、色々なスイーツに合わせると甘い余韻があったり、後味がさっぱりするのも特徴のひとつです。
今回紹介するのはお茶を使った夏にふさわしいスイーツです。まずは…
お茶を凍らせたかき氷
香りが楽しめます。
熱い温度で入れると苦味が引き立ったり、香りが立ちます。
逆に、低い温度で入れると、より甘く感じることができます。
お茶は入れる温度で感じる味も変わってくるので、氷も好みに応じた温度で作ってみてください。
シロップでもお茶を活かします。溶かした抹茶に砂糖を入れ、お湯を加えます。
お茶の香りを楽しみつつ、涼しさも感じられるスイーツです。
ちょっと練乳をかけてもいいかもしれません。
ぶどうゼリーにお茶の氷を乗せてもいいでしょう。トッピングとして楽しむことができます。
ほうじ茶を使ったわらびもち
茶葉を炒って作るほうじ茶は、香ばしい香りが特徴です。
ほうじ茶のわらびもち 材料
ほうじ茶 11g
お湯 400ml
わらび粉 50g
砂糖 70g
きな粉 30g
きな粉の香ばしい香りと、ほうじ茶の香ばしい香りは、とても相性がいいです。
その香りを楽しむためには、もちと合わせる粉作りがポイントです。
まず粉末にしたほうじ茶をきなこに混ぜておきます。
もちの作り方:ほうじ茶をわらび粉と混ぜ合わせ、砂糖を加えて火にかけて練っていきます。
これに先ほどのほうじ茶入りの粉をかけると完成です。
モチモチした食感と香ばしさが楽しめるスイーツです。
煎茶を使ったゼリー
見た目も爽やかです。普段煎茶をあまり飲まないお子さんでも、これなら食べやすいので、おすすめです。
煎茶のゼリー 材料
煎茶 7g
お湯 260ml
砂糖 30g
水 100ml
アガー 5g
アガーという植物性の凝固剤を使うのがポイントです。
アガーは透明感がすごく残りやすい凝固剤です。
お茶の緑をゼリーに鮮やかに出すのにオススメです。
ゼリーにするために、まず煎茶を入れます。
砂糖とアガーを混ぜ、水に溶かしたものに煎茶を混ぜ合わせます。
型に入れて冷蔵庫で冷やすと、つるんとした食感と煎茶のほろ苦さが感じられるスイーツの完成です。
口の中がさっぱりして、とても夏にぴったりのスイーツができます。
食欲をそそるので、ぜひ試していただきたいです。
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