2021年6月1日のまちかど情報室のテーマは”風呂敷でエコバッグ”でした。
風呂敷をエコバッグにする魅力や使い方について教えてくれたのは、風呂敷の様々な活用法を考案してきた山田悦子さん。
自分好みの風呂敷をエコバッグとして使う方法を講習会などで教えています。
風呂敷でエコバッグ
風呂敷は、必要な時に結べば色々なバッグにできて、繰り返し使えるエコなアイテムです。
デザインが豊富になってきたので、その日の気分や季節に合わせて楽しめるものもいいと思います。
しずくバッグ
コンビニなどでのちょっとした買い物にオススメなのは、しずくバッグです。コンビニ行く前に30秒くらいで作れるお手軽なバッグです。
◇しずくバッグの作り方
風呂敷は標準的なサイズの一辺が70cmくらいのものを使います。まず三角に折って裏を上にします。
端から15cmくらいのところに輪を作って結び目を作ります。これをもう片方にも行います。
折った部分を開いて裏返します。結び目を内側に入れて両端を結べば完成です。
結び方がポイントです。真結びといいます。結び目がしっかりしているけれども、ほどきやすくなります。
ポイントはどちらを上にするかです。まず左側を上にして1回絡めます。今度は左側を下にしてクルッと結びます。
最初は上にして、今度は下にして結ぶ。これが真結びです。
ほどく時もポイントがあって、左側(最初に上にした方)の先を引っ張ってまっすぐにすると、もう一方の右側の布をすっと抜くことができます。
たくさん品物を入れても大丈夫ですし、ほどいて中身を出すのも簡単ということで便利です。
レジかごバッグ
スーパーなどでたくさん買い物をする時にオススメなのが、レジかごバッグです。
会計後に風呂敷をかごに敷いて、結ぶだけでバッグにできます。
◇レジかごバッグの作り方
商品の横にもう一つカゴを置いて、一辺100cmぐらいの大きめの風呂敷をかぶせます。
品物を入れてから、端と端をそれぞれ絡めます。
同じ側にある布同士を先の方で結びます。真結びにして、後でほどきやすくします。
結ぶと持ち手が二つできるので、これをぎゅっと引っ張れば、口が閉まります。中身の形にもフィットして持ちやすくなります。
かごいっぱいに買い物しても、100cmぐらいの風呂敷なら、一つにまとめられるバッグに仕立てられます。
中身がゴソゴソ動くことがなく、固定して運ぶことができます。
是非一回使ってみてみましょう。
結構頑丈でほどける心配もなく、肩にかけてもオシャレに見えます。
風呂敷は簡単に洗え、手入れもできますし、1枚になるので、1枚バックに入れておくと、かさばらないし、便利です。
2021年6月8日のまちかど情報室のテーマは”手軽で便利 風呂敷包み”でした。
今回も教えてくれたのは、風呂敷の様々な活用法を考案してきた山田悦子さん。
色々な物を運べて、さらに贈り物も華やかにしてくれる風呂敷活用術を教えてくれました。
手軽で便利な風呂敷包み
買い物袋にお酒を何本か入れると、揺れて困ってしまう。あるいはジムに使うマットなど、長いものは運びにくいです。でも風呂敷なら大丈夫です。
風呂敷は包むことによって中身をフィットさせることができます。
ビンなど形状が複雑なものでも中身を安定させて、安心感を持って運ぶことができます。しかもオシャレです。
風呂敷で二本包み
まず覚えてもらいたい山田さんのワザは、ワインを2本ずつ包める二本包みです。
これだと簡単に運べますし、プレゼントにしてもちょっと粋な感じがします。
まず標準的なサイズの一辺が70cmの風呂敷を、角を上にして置きます。真ん中にワインのビンを置きます。
一升瓶の場合は、ちょっと長め、100cmくらいの大きめの風呂敷を使ってください。
そのままビンの底と底を合わせて一列に寝かせます。ビンとビンを3cmぐらい空けるのがポイントです。
次に手前にある風呂敷の角とをクルクルとビンにかぶせて巻いていきます。
両端を起こしてビンとビンを密着させて、左右の布をしっかり結べば、もう出来上がり。
ぶら下げて持つことができるので袋もいらないし、ぶつかっても音もしません。安定して運べます。
風呂敷で二つ結び
続いて袋に入りきらない長い物を包むワザ。二つ結びという結び方です。
長くて持ちにくいマット類やゴザなどシート状のものをクルクルと丸めた時にも使えます。
今度は大きめの一辺が100cmくらいの風呂敷を使います。
こちらも角を上にして置いて、包むものは中程に横に置きます。
そして正面の端と端をからめて、結ばずに左右に引っ張ります。
同じサイドにある布の端同士を結びます。
反対側は、持ち手にするためにちょっとゆとりを持たせて、空間を作って結んでください。
腕を通して持つと、肩にフィットして、持ち運びしやすいスタイルになります。
風呂敷で花包み
さらに達人のおすすめが贈り物を風呂敷で包むことです。
いろいろなラッピングができますが、そんなに難しくありません。
イチオシは花包みです。華やかなラッピングが風呂敷1枚でできます。
まず包む物を風呂敷の真ん中に置いて、正面の端と端を持ち上げて、上からキュッと布を絞ります。
次に右の端を中央部に巻きつけて、手前にクルンと持ってきます。
反対も同じように巻きつけて、二つの布を手前で結びます。
するとウサギの耳のようにぴょんと出ています。
上を向いている布を広げて、開いた部分の先をそれぞれ、真ん中に差し込んでいくとできあがり。
その人の喜ぶ顔が見たくなる、そういうギフトに仕立ててあげることができます。
覚えておくと役に立つ結び方です。
風呂敷に包んで「風呂敷もどうぞ」と渡すと相手も喜びます。
今はいろいろな柄が出ているので、どんな柄にしようかな、この人にはこんな柄がいいかな、などと選ぶのも楽しいです。
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