2021年3月15日・22日のまちかど情報室のテーマは”春の衣がえ 収納を見直そう”でした。衣替えはタイミングや収納の方法も悩みます。上手な衣替えの技を教えてくれたのは整理収納アドバイザー すはら ひろこさん。すはらさんは限られたスペースを活用してすっきり片付ける技を講演や本などで伝えています。
春の衣替えのポイント
春は気温が変わりやすい時期なので、手入れをしてせっかくしまったのに、また取り出して着るといった困ったことを防ぎたいところです。
そのため、衣替えをするのは3回に分けて行うと良いです。
衣替え1回目 3月中旬~
最高気温が15℃から20℃くらいになる時期が良いです。
しまうのは冬物の上着や厚手のモコモコした服、ハイネックのセーターなど。
残すのは長袖のニットや厚手のシャツ。
出すのは春物のコートやカーディガン、綿のジャケットなどです。
寒い日は、例えば春物のコートと残した冬物を組み合わせて着ます。
衣替え2回目 4月中旬~
1回目の1ヵ月後ぐらいに、残していた冬物(長袖のニットや厚手のシャツ)をしまいます。
長袖の春物と半袖の夏物の一部を出します。
春物のコートやカーディガン、綿のジャケットなどが出してあります。
これで寒暖差にも柔軟に対応できます。
衣替え3回目 5月の大型連休~
春物のコートやカーディガン、綿のジャケットなどをしまって、夏物を全て出せば衣替え完了です。
長袖の春物と半袖の夏物の一部は出してあります。
3回に分けるとちょっと面倒だなと思うかもしれませんが、すはらさんは衣替えを楽しむようにしています。
衣替えの最中は、好きな音楽を流したり、ごほうびのスイーツを用意して楽しく進めています。
衣替えの時に大切なこと
出番のない服が残っていることで収納スペースを圧迫することになるので、次のシーズンには着るかどうかちゃんと確認しておきましょう。
手放すかどうかは3秒で決めましょう。服を手に取ったら、1、2、3で、直感で判断します。
なぜかというと、すはらさん自身、長く考えてた上で残したけれども、結局それまで着なかった服が多かったからです。
迷ったら手放すというふうにして、古着屋に持っていったり、フリーマーケットに出品したりするのがオススメです。
衣装ケースにしまうときの注意
服を選別したら、衣装ケースにしまいます。ここでもすはらさんの技があります。
ケースを寝かせて、たたんだ服を積み上げていきます。すると、収納した後も、何が入っているか一目でわかって、次に取り出す時も、スムーズにできます。
入れる服が少ない場合は、本立てで固定すると、ずれないできちんと収納できます。
季節に合わせて着たい服が選びやすく、すぐに取り出せるような仕組みを作っていきましょう。
衣替えで収納を見直して、新しい季節を気持ちよく迎えてほしいです。
1回目、2回目、3回目とそれぞれ分けてケースに入れておくと、次の秋口の衣替えもスムーズにいきます。
収納の工夫
コートやジャケットなど、厚みがある冬物を、限られたスペースにどうしまったらよいか悩みます。しまい方、たたみ方のコツを知って収納を改善しましょう。
冬物のコートやジャケット
冬物のコートやジャケットは、ハンガーにかけてしまうと場所を取ります。収納ケースに寝かせて収納するといいです。
ケースに重ねてしまえば、スペースを有効に使えます。
袖からたたんでいって、最後に2つに折りますが、そうすると、横に大きな折り目がついてしまうのが気になります。そこで、折る部分にタオルを使います。
まず、袖をたたみます。その後、中程にタオルを置きます。こうやって半分に折ると、横に折り目がつくのを防げます。食品用ラップの芯で代用することもできます。
トレーナーやフリース
トレーナーやフリースを収納するときのポイントは、コンパクトにして使いたいときに取り出しやすくすることです。
袖と側面を折って細長くたたみます。次に裾を10cmほど折っておきます。襟からくるくる巻いていって、出会ったところで裾の中に入れます。するとコンパクトになり、崩れることもありません。
このまま衣装ケースに入れてもいいし、小さな箱に立てて詰めれば、ちょっとしたスペースにも入れられます。取り出すのも楽になります。
フードが付いた服は、細長くたたむというのは同じですが、裾の方からくるくるフードめがけて丸めます。出会ったところで、中に入れ込みます。
布団や毛布の入れ替え
布団や毛布は場所をとるし、しまった後、取り出そうとすると、他もの引っ張られて崩れたりします。そこで、使わなくなったTシャツを使います。
着古したTシャツや、もう着ないTシャツを用意します。裾から布団1枚に被せていきます。すると、すっぽり収まります。
被せる前と比べると、コンパクトになって崩れません。
毛布は丸めておけば、Tシャツに2枚入れることができます。
立てたり、横にすることができて、狭いスペースでもしまうことができます。
取り出すときもスムーズにできます。
また、襟の部分から、中に何が入っているかわかります。
たたみ方としまい方を変えるだけで、収納量に大きな違いが出ます。ぜひ前向きに取り組んでほしいです。
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