2021年2月23日のまちかど情報室スペシャルのテーマは”おうちごはん 手軽に楽しく”でした。
ホットプレート料理
ホットプレート料理を教えてくれたのは本や教室で発信している料理家 かめ代。さん。
焼く、蒸す、炒める、煮る、炊く。ホットプレートは万能調理器です。料理があまり得意じゃないとか、めんどくさいなと思われる方こそ使っていただきたいです。
プレート全体を豪快に使う
かめ代。さんが使っているのは大きめのホットプレート。その大きさを生かした料理がぺったこ焼きです。一気にたくさん作れて見た目も豪華です。
プレートを200℃に設定して、油を敷き、たこ焼き粉 300g、卵 2個、水 900mlを混ぜた生地を全体に流し込みます。(約60個分)
そこにキャベツ、ネギ、天かすを散らせて1口サイズに切ったゆでだこの足、ゆでえび、ちくわ、ウインナーソーセージ、うずらの卵など、お好みで、等間隔に自由にトッピングしてください。
フタをして160℃で5分ほど蒸し焼きにします。一気に食卓が華やかになります。裏返して焼く必要もなく、お手軽です。ヘラで四角く切り分けていただきます。
いろいろなものをのせて、たこ焼きに合うなぁとか、合わないなぁとか、みんなでワイワイ楽しみながら食べていただきたいです。
食材も豪快に使う
ネギを丸ごと使います。豚バラ肉をぐるぐると巻きつけていき、プレートに置いていきます。切り分けていないので切り口から水分が逃げることがなく、旨味がぎゅっと凝縮されます。フタをして200℃で、途中ひっくり返して10分ほど焼きます。
水分が中に閉じ込められるので、ネギがびっくりするくらい美味しくなります。
クッキングシートで2つの味
クッキングシートを使えば2種類あるいは3種類の味が楽しめます。例えば半分は大根おろしを乗せた和風の肉料理。もう半分はチーズを使った洋風の魚料理と1度の調理で2度おいしいです。
味が混ざらないよう、クッキングシートの中ほどを山盛りにして敷くのがポイントです。
両方にキャベツをどさっと敷いてから、片方には豚肉と青シソ、大根おろしなど。もう片方には鮭とめじ、ピザ用のチーズを乗せていきます。
フタをして250℃くらいで熱し、肉と魚に火が通ったら出来上がりです。
かなりの量を同時に作れます。4人とか5人の食事も一度にできて時間の短縮にもなるので、家庭の食卓を楽しくしていただきたいです。
1人用ホットプレート
ホットプレートはいろいろなものが出ています。コンパクトで1人でも楽しめるものもあります。例えば両面にプレートが付いているホットプレート。180°開きます。
それぞれ加熱できるので、別々の料理が作れるだけでなく、はさめば一気に両面を焼くことができます。裏返す手間がなくなり、時短になります。
ハンバーグやステーキはもちろん、焼き鳥とか魚も焼けます。フライパンと同じくらい手軽に使っていけます。
また、左右2つに分かれているホットプレートもあります。ポイントは深さが違うこと。左右それぞれで温度の調節ができます。
例えば深い方でラーメンを作って、浅い方で餃子を焼いたり、肉が好きな人は、浅い方で焼肉を焼いて、深い方ですき焼きを楽しめたりできます。
お手軽アレンジ料理
教えてくれたのは、料理研究家 脇雅世さん。脇さんは、アボカドのひじきサラダなど独創的な料理を数多く生み出してきました。
家にある食材をうまく活用する秘訣は、遊びの要素を取り入れたり、いつも和食に使っているけれど、思い切って洋食に使ってみようとか、発想の転換をすること。いつもとは違う献立や料理になっていきます。
例えば、残ったご飯を洋風にアレンジするお手軽なワザ。ご飯ピザ。作り方などは → 料理を楽しくする発想の転換
レシピ集には料理芸人クック井上。さんのマンガ肉手羽唐揚げも。手羽先を切って肉をぎゅっと中央に寄せたら、子供も大喜び。実際にクック井上さんのお子さんも大喜びだったそうです。
ポケットマルシェ | 旬の食べものを農家・漁師から産地直送で通販・取り寄せは、今人気のネット通販サイト。
おうちご飯が増えたことによって、家にいながら、普段はちょっと食べられないような食材が欲しいという声に応えるサービスも出ています。
全国各地の農家や漁師およそ4600人が出品しています。直接産地から旬の食材を送ってもらえるというのが特徴です。サザエやイチゴ、トマト、とらふぐ、花も買えます。
例えば、真鯛。三重県の水産会社がもともと料亭などにおろしていたもの。コロナ禍で販売先が減って、ネットで売り出しました。生産者にとっても助かります。
自宅でカフェ気分
自宅でパンを焼く人が増えています。カラフルで芸術作品のようなデコメロンパンを作ったのは、フォトデザイナー花田えりこさん。そのデコレーションの技が今注目されています。
デコメロンパン
こんなのを作りたい、あんなのを作りたいと、どんどん想像力が広がっていって、世界に1つしかないものができるという楽しみではないかといいます。
初心者でも作りやすいのが、サッカーボールのデザインパンです。生地は手のひらサイズの丸いものを用意します。
それとは別に薄力粉 80g、無塩バター 50g、上白糖 25g、牛乳 小さじ1と1/2を混ぜてクッキー生地を作ります(約6個分)。
そのうち1/3にはブラックココアで色をつけます。それぞれ生地を伸ばしたら型抜きです。牛乳パックを切って作った型を使います。
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パン1個につき六角形 10枚、黒い五角形 6枚用意します。このクッキー生地をパン生地に貼り付けます。ポイントは、クッキー生地を全部ぎゅうぎゅうに詰めて並べて、きっちり隙間を埋めて貼っていくこと。
パンの真ん中に黒いクッキーを置き、周りに六角形をピタッと貼っていきます。隙間を埋めるように貼っていきます。こうすることで焼いて膨らんでも剥がれにくくきれいに見えます。
オーブンを170℃に予熱してから、17分ほど焼けばできあがり。
サッカーボール以外も作れます。例えば動物の型を使う場合は、2色で鼻の周りなどを色違いにするのがポイントです。焼き上がってから、チョコとかゴマなどでちょんちょんと目、鼻をつければ、くまさんメロンパンの完成です。
おうちでできるエンターテインメントとして、親子で楽しんでもらえたら嬉しいです。
メレンゲクッキー
かわいいスイーツが手軽に作れると人気のあるオンライン講座。作るのはメレンゲクッキー。サクサクとした軽い食感が特徴です。お菓子作り教室などを主催する団体のオンライン講座で、作り方を学べます。
今回の講師は、東京でお菓子作りを教えている松浦真理さんです。用意する材料は、粉砂糖、クリームタータ、塩、卵白、グラニュー糖、レモン汁。
通常の作り方は、まず卵白とグラニュー糖、レモン汁等を混ぜ合わせますが、松浦さんはその前に一工夫します。
まずオーブンでグラニュー糖を焼いていきます。メレンゲクッキーはとても湿気に弱いので、最初にグラニュー糖の湿気を飛ばすために焼いていきます。
グラニュー糖だけを180℃で7分ほど焼くことで、クッキーがよりサクサクした食感に仕上がります。
ボウルには卵白にレモン汁、塩、泡立ちを良くするクリームタータを加えて混ぜておきます。
そこに焼いたグラニュー糖を少し入れては混ぜ、少し入れて混ぜと、4回に分けて入れるのがポイントです。メレンゲがきめ細かく仕上がります。
メレンゲの先がちょっと立って傾くくらいがちょうどいいです。色を付けてから、絞り袋に入れて形をつくります。
今回は円を描くローズ絞りという方法に挑戦しました。ぐるっと円を描いて1周したら絞る力を止めて、進行方向に切ります。
100℃のオーブンで30分ほど焼くと出来上がり。
市販のパンを使うこともできます。市販の丸いパンを買ってきて、その上に溶き卵を塗って、模様になるクッキー生地をのせて焼いてください。生地から作らなければ、さらに手軽に作ることができます。
腸活でイキイキ
腸内環境を整える腸活が今注目されています。
順天堂大学医学部教授 小林弘幸さんによると、腸内環境を整えるには、善玉菌とエサとなる食物繊維を一緒にとるとよいということです。それが免疫力向上につながります。
ぬか漬け
そうした中、今人気を集めているのがぬか漬けです。乳酸菌などがとても豊富です。
特にパック入りのぬか床の売り上げが伸びています。袋を開けて中に野菜を入れると、ぬか漬けができてしまいます。
冷蔵庫に入れておけば、かき混ぜるのは週に1回くらいでよいです。手入れがとても楽です。
さらに手軽なのがチューブ入りのものです。ラップの上にきゅうりをのせて、はさむようにしてぬかを出します。これをラップで包んでもみます。
これを冷蔵庫に入れて、一晩入れておけば完成です。手も汚れず、楽にできます。
ぬか漬けにオススメの旬の野菜を月に1度宅配してくれるサービスもあります。
オススメのミニ野菜が届きます。珍しいものもあってお得です。宮崎県の農家から送られてきたもので、切らずにそのまま漬けられて美味しく食べられます。
オートミール
もう一つ腸活にも良いとされている食材がオートミール(オーツ麦を加工したもの)です。食物繊維が豊富で、タンパク質や鉄分なども摂れると、人気が高まっています。
オートミールは外国では水や牛乳を加えてお粥のようにして食べることが多いのですが、これが苦手という人も少なくありません。
そこでオートミールの様々な食べ方を紹介したサイトが注目されています。料理を考えたのは会社員のこれぞうさん。
オートミールを食べ美味しく食べる技は、オートミール米化です。様々な調理法で、美味しくお米のように食べることができます。
耐熱容器にオートミール 30gを入れ、水 50mlを加えてよく混ぜてしっかりと湿らせます。ラップをせずにそのまま電子レンジへ。500Wで1分ほど加熱するだけでお米に近いような食感になります。
まずこれをシンプルに味わうお勧めの食べ方が、卵かけオートミールです。しょう油やふりかけをかけてもいいですし、ナムルを加えてビビンバ風にしてもいいです。
おいしいという声が最も多く寄せられたのはカップチャーハンです。
電子レンジで熱したオートミール 30gに、ごま油 少々、鶏がらスープの素 小さじ1杯、コンソメスープの素 ひとつまみ、万能ネギを適量加えます。
そこに卵を入れて混ぜます。電子レンジ500Wで1分30秒加熱します。最後にごま油と黒こしょうを少々をかけたらできあがり。
オムライスにしてもいいし、お好み焼きにしたり、ピラフにしたり、ピザにしたり、思いつくものは何でも試せるのでお勧めですです。
鮭アボカドミルクリゾット、メキシカンサラダ、カップお好み焼き、トマトキムチクッパなどもあります。
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