2021年6月28日のまちかど情報室のテーマは”食が進む スパイス活用術”でした。初心者でも作りやすくて食欲がわくスパイス料理を教えてくれたのはスパイス料理研究家 印度カリー子さん。スパイスを使ったレシピの開発などを手掛けています。
スパイスの一番の特徴は香りになります。
「なんだか食欲が出てきた」とか「食べたらすっきりして気持ちいい」とか、それがスパイスの一番の魅力です。
タクコでチキンカレー
そこで食欲が湧いて、しかも簡単に作れるとおすすめの料理が、”タクコ”カレーです。
3種類のスパイスとフライパンひとつでできるのが特徴です。
タクコは、ターメリック、クミン、コリアンダーの三つのスパイスの最初の文字を取ってタクコです。
ターメリックは、肝臓の働きを良くすると言われるウコンの根茎(地中にある茎)ですが、色付けや肉の臭みを消す効果があり、カレーには欠かせません。
クミンはカレーの香りの核となるもので、食欲を増進させる効果があって、 消化も助けてくれます。
コリアンダーはパクチーの種です。爽やかな香りでインド料理によく使われます。
この三つを混ぜることで、食欲をそそる独特の香りが生み出されます。
タクコは全く辛味がないので、タクコ3種類で作るカレーは辛味がつきません。
なので、小さな子供から、ちょっと胃腸が弱いお年寄りまで楽しむことができます。
チキンカレー 材料(2人分)
ターメリック 小さじ1
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1
鶏もも肉 300g
たまねぎ 1コ
トマト 1コ
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
塩 小さじ1
水 100ml
生クリーム 100ml
油 大さじ1
鶏肉、たまねぎにトマトを入れて酸味と甘みを加えます。
ベースには生クリームを使って、調味料はシンプルに塩のみです。
チキンカレーの作り方
フライパンに油をひいて、にんにく、しょうが、たまねぎを入れます。強火で濃い茶色になるまで10分ほど炒めます。
次にトマトを加えて、つぶしながら中火で ペースト状になるまで炒めます。
そしてタクコ。3種類のスパイスを入れて、最後に塩を入れてから弱火で1分ほど炒めます。その後、鶏肉と水を入れてかき混ぜます。
煮立ったら、ふたをして弱火で10分ほど煮込みます。
最後に生クリームを入れてよく混ぜたら出来上がりです。
ほのかな甘みと酸味があるまろやかな味わいと、スパイスのいい香りで食が進みます。
チキンカレーのアレンジ
タクコカレーの基本を押さえれば、旬の素材を使ってもよし、好きな素材を使ってもよし。
それらでオリジナルのカレーができるのもカレーの魅力の一つです。
色々アレンジできます。
鶏肉を豚肉に変えて、ブロッコリーを加えます。
そして生クリームの代わりにプレーンヨーグルトを使います。
すると、酸味が効いてさっぱりした味わいになり、これもどんどん食べられます。
これは初心者でも楽しめるスパイスカレーの作り方です。
ぜひスパイスでおうちごはんを楽しんでください。
スポンサーリンク
コメント