カビ落とし&窓掃除のコツ 尾崎真 まちかど情報室 8月6・27日

風呂場のカビ家庭

2020年8月6日・27日ののまちかど情報室のテーマは”汚れ しっかり落とします”でした。 今のうちにやっておきたいカビ落としの技、窓の掃除のコツを教えてくれたのはハウスクリーニング技能士という国家資格を持つ尾崎真さん。尾崎さんは雑誌などで身の回りのものを使った手軽な掃除の仕方を紹介しています。尾崎さんは基礎知識があれば汚れは落とせる、難しいことではないと言います。

カビ落とし

風呂場の目地のカビ

風呂場はカビが生えやすい場所で、生えたらなかなか落ちないことも多いです。

基礎知識1
風呂場のカビの上下には石鹸のカスや皮脂がたまっていて層になっていることが多い。

なので、カビ取り剤をかけても、一番下のカビまで届くには時間がかかります。そこで、掃除のために掃除。カビ取り剤を使う前に風呂用の洗剤を使います。まずは風呂用の洗剤で表面にある石鹸のカスや皮脂をしっかり落とすことがポイント。そして、洗剤を流して水分を拭き取ります。

その後、カビ取り剤をかけますが、すぐにたれてしまいます。そこで、ラップを使います。ラップを貼り付けることで、洗剤が密着して、カビの奥まで届きます。5分から10分ほど経ったらラップをはがし、後はこすらず、シャワーで流すだけ。これでしっかりカビを取り除くことができます。

風呂場の天井のカビ

天井にカビ取り剤を吹きかけると、顔や頭にたれてきて危険です。そこで、フロアワイパーに体を洗うときに使うナイロンタオルを取り付けます。

そこに、風呂用洗剤を吹きかけて天井を拭きます。その後、水拭きして、仕上げに乾拭きします。

基礎知識2
天井に生えたカビは、表面に張り付いているような状態なので、ナイロンタオルの凹凸と風呂用洗剤の効果で十分落ちる。

カビを生やさない環境をつくる

カビが生える条件は高温多湿、石鹸のカスなどカビにとっての栄養の3つ。そこで、風呂を使ったあとは毎回、まず温水で皮脂や石鹸のカスを流します。その後、冷水で温度を下げて、換気扇を回して湿気を取ることでカビが生えにくくなります。

風呂はカビが生える条件が一年中そろっている状況なので、汚れのレベルが上っていかないようにします。シャワーで壁を流すのも掃除です。1分、10秒でできる掃除が大事です。

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注意点
カビ取り剤を使用する際は、換気やゴム手袋の着用など、使用方法を守って使うようにしてください。

窓の掃除

窓拭き

窓の掃除のコツは、まずサッシと網戸から始めることです。サッシや網戸についている砂ぼこりが換気をするときに家の中に入ってしまいます。家の中にほこりがたまる原因になります。

サッシの角の汚れがなかなか取れない、網戸を外して掃除もなかなかできないと気にする人が多いようです。

汚れがたまりやすいサッシの溝

最初に掃除機でほこりや砂を吸い取ってから、ブラシで固まったほこりをたたいて掃きます。身近な道具を使うのが達人の技。それがタオルと定規。

定規をタオルでくるんで溝に差し込んで拭きます。ポイントは定規をひねること。そうすると溝の隅々までタオルがあたって汚れがしっかり取れます。

網戸

網戸は、見た目ではわかりにくいですが、実はほこりがたまりやすいです。そこで、ここでも身近な道具である段ボールとナイロンタオルを使います。

最初に掃除機を使いますが、そのままかけても空気を吸うばかりで、ほこりや砂は十分には取れません。そこで段ボールを網戸の外側にあてます。そこに内側から掃除機をかけると余分な空気を吸うことなくしっかりと汚れや砂を吸い取ることができます。

水拭きは、網戸を濡らしたタオルとナイロンタオルではさんで拭いていきます。するとナイロンタオルの凹凸が汚れをかき出し、それをタオルが受け取ります。

窓ガラス

拭きムラなくきれいにするのは結構難しいです。何回拭いてもスキッとしないので気にする人が多いようです。

ムラが気になる場合は、スーパーなどで売っている掃除用のアルカリ電解水がオススメです。泡が立たず、跡が残りにくいです。コの字を書くように拭いていくと、ムラなくきれいに拭けます。

年末の大掃除でやる場所で窓はよく出てきますが、秋口にやっておけば年末の大掃除はサッと拭くだけでいいです。定期的にやっておけば、きれいな状態が保てます。

道具を近くにおいて、こまめにすることが大事です。

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