箸やナイフ・フォークの上手な使い方 まちかど情報室3月29日4月5日

箸の持ち方家庭

2021年3月29日のまちかど情報室のテーマは”箸 上手に使って食べやすく”でした。料理がより食べやすくなる箸の上手な使い方を教えてくれたのは、食べ方のマナーなどの教室を開いているフードコンサルタント 小倉朋子さん。

箸の持ち方に自信がないという人も多く、小倉さんは、その上手な使い方を幅広い世代に伝えています。

箸を上手に使って きれいに食べる

箸はすごく万能な道具なので、食べにくいなぁと思う場合でも、工夫するだけでグンと食べやすくなります。

箸を上手に使うためには、まず今使っている箸が、自分の手に合っているかチェックしましょう。

長すぎてしまうと持ちにくいですし、短すぎるとちゃんと箸先にいい力が入りません。ぴったりな長さだと、ちょうど手に負担がなくなく、うまく持てると思います。

ぴったりの長さを測る方法があります。人差し指と親指を直角に開いて、指先を直線で結んだ長さを測ります。箸はその1.5倍の長さがいいです。

箸は先から3分の2ほどのところを持ちます。上の箸をきちんと親指と人差し指と中指の3つの指で支えることで、バランスが良くなりますし、グラグラしないです。

麺類をきれいに食べる

箸を上手に使えば、以下のようなお悩みも解決できます。

麺類をきれいに食べるのは、なかなか難しいです。特にうどんは弾力がすごくあるので、末端がぶるんぶるんと揺れてしまうので、つゆが跳ねやすいです。

そこで、麺の先を箸で固定するのがポイントです。箸で麺を軽くほぐしてから、数本つかみます。この後、口に運んだ後がポイントです。

すぐに麺の少し下をはさむことで、麺が揺れるのを防ぐことができます。真ん中あたりをはさみます。その後、麺を箸で3回ぐらいをめどに送るようにして、ゆっくりと最後まで食べきります。麺の先が揺れないので、つゆがはねません。

豆腐をきれいに食べる

豆腐は崩れやすいです。特に難しいのは、柔らかい豆腐。箸で上手につかむ技があります。

豆腐はひと口サイズの立方体を作る意識でいただきます。

まず上から箸を入れて四角く切ります。ここから横から2つに切るのがポイントです。一度に取る分を小さくすることで、斜めに軽くはさむだけで、取り上げられます。

ちょっと工夫した食べ方で、すごくきれいに食べられるので、皆さんも、どうやったら食べやすくなるか、皆さんなりにちょっと工夫していただければと思います。

お子さんは成長の速度が早いので、指先間の長さを測って、こまめに変えていくと、ちょうどいいかもしれません。

 

2021年4月5日のまちかど情報室のテーマは”ナイフやフォークでも食べやすく”でした。ナイフやフォークを使うのが苦手だという方もいらっしゃると思いますが、こうすればより食べやすくなるという技を小倉朋子さんに教えてもらいました。

ナイフやフォークで食べやすく

ナイフとフォークそれぞれ料理が食べやすくなるちょっとしたコツがあります。

フォークを刺す場所や、ナイフで切る切り口の向き、そういうものを工夫するだけでグンと食べやすくなります。

ナイフの使い方

まず、例えば脂身が少ない肉。固くて切りにくいことがあります。

最初から水平に切ってしまうと滑りやすいので、ナイフは斜めにして、刃先を切り込みを入れるように入れていきます。それからナイフを水平にして、ゆっくりと切ってください。

角度を変えるだけで、肉もぐんと切りやすくなります。最初の入れ方です。

ナイフで肉などを切る場合、刃先からちょっと遠いところを軽めに握って、なるべく力を抜いて切ると、刃先にうまく力が加わって、切りやすくなります。

フォークの使い方

フォークを刺す場所がポイントです。

例えばパスタ。上から取ってしまうと、周りのパスタ全部を巻きつけてしまいます。

そこでまずパスタの端の部分にフォークを刺して、そのまま数本皿の外側に持っていきます。それから巻けば、ちょうど一口分ぐらいになります。

その時大事なのが、フォークを垂直に立てて巻くことです。

斜めに巻いてしまうと、ゆるい巻き方なりやすいです。しっかり巻くと、ほぐれにくいので、すすらなくていいですし、そのぶんソースが飛び散らなくてすみます。

目玉焼きを上手に食べる

さらに、朝食でなじみの目玉焼きの技も教えてもらいました。

最初に黄身をわってしまうと、広がってしまって、残さず食べにくくなります。皿も汚れてしまいます。固まってしまいます。

そこで小倉さんのわざがあります。

ひと口分に切った白身に黄身をつける

まず、黄身の上にナイフで小さく切れ込みを入れます。

それから、白身をちょっと切り分けて、そこに黄身をナイフでつけるようにして食べると、黄身を皿にこぼすことなく、残さず食べ切ることができます。

さらに、付け合わせの野菜、例えばミニトマトもフォークだけだと飛んでいってしまう場合もあります。刺しづらいです。

そこでナイフを壁のように使って、フォークを斜めからゆっくりさせば、転がることなく、中身も飛び出しにくいです。

レタスもナイフを使ってひと口サイズに折っていくと、最後の一枚まで食べやすくなります。

ナイフも切るだけでなく、サポート役にして上手に使ってみてください。

普段使い慣れている道具でも、ちょっと巻き方を変えてみるとか、皆さんで見つけてみてはいかがでしょうか。

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