料理を楽しくする発想の転換 脇雅世 まちかど情報室 6月11日 12日

親子で楽しく料理料理

2020年6月11日のNHK まちかど情報室では、料理研究家 脇雅世さんの#料理リレーとごはんピザ、12日にはレタスの煮びたしが紹介されました。料理を楽しむためには発想の転換が必要だとして、こうじゃなきゃという考え方をやめよう、子どもを巻き込もうと提唱しています。ごはんピザとレタスの煮びたしはその手段です。

脇雅世さんはフランスで学んだ知識と経験を生かして、独創的な料理を数多く手掛けてきた料理研究家です。

こうじゃなきゃという考え方をやめる

脇雅世さんから始まった#料理リレー

#料理リレーはInstagramで3月29日に始められ、5月6日に終了した取り組みです。料理家や主婦にバトンを繋いでリレー形式で自宅で簡単に作れるレシピを紹介してもらうというものです。

外出自粛で料理をする機会が増えた人に役立ててもらおうと、脇雅世さんが考えました。わざわざ買い物に行かなくても家にあるもので手軽にでき、料理のヒントになればいいと。

つながったバトンはおよそ1ヶ月で4000件以上。これらの手軽に作れるレシピに大きな反響が寄せられました。

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世界中が危機感であふれている毎日です。 今週末は外出自粛という事でおうちで過ごす時間が長くなりました。 こんな時に皆さんと料理でつながることができたらと思い「料理リレー」を試みたいと思います。 お家にある手軽な材料で簡単に作れる一品を紹介する。そして次の料理家の友人2人に思いを込めてバトンをつないでいきます。料理を生業とする私達から、ご覧いただいた皆さんがハッピーになることを願って。 脇雅世がお届けするのはイーストもオーブンも使わないピザ❗️ ①強力粉200g、塩小さじ1弱、水100ml、オリーブ油大さじ1をボウルに入れて滑らかになるまでこねたら1時間ほど休ませます。イーストが入らないのでいくら待っても膨らみませーん。 ②3等分にして約20cmの丸に冷たいフライパンの中でのばしていきます。蓋をして弱火で1分30秒、全体が乾いたら裏返して具材を乗せます。 ③今日はいぶりがっこのみじん切り20gとジャコ大さじ2をオリーブ油でカリカリに炒めたもの。緑はベランダのセリです。ピザチーズ60gとオリーブ油少しをかけて蓋をして弱火で10分で完成です。(この具材の分量はピザ1枚分。) ※残った生地は空焼きをしてから冷凍保存ができます。 お子さんとコネコネしてカリッと焼き上がったピザをお楽しみください。 🏃‍♀️次は宮川順子先生&@pari_kato #おうちで過ごそう #stayhome #料理リレー #cookingrelay #脇雅世

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料理リレー2020のレシピ集があります。すべてのレシピを掲載することを目標としています。

料理リレー レシピ集 | Cooking Relay 2020 Recipe collection

料理リレー2020 公式 Instagram

料理リレー2020 公式 facebook

脇雅世さんはこの取組みを通して毎日の料理で困っている方が多いことを実感したといいます。本来は楽しいはずの料理や食事が苦痛になるようなときには、少し考え方を変える必要があります。

そこで脇雅世さんが伝えたいのは、「料理はこうじゃなきゃ」という考え方をやめることです。

遊びの要素を取り入れたり、いい意味で手を抜くことも必要だといいます。

発想の転換でごはんピザ

そこで脇雅世さんが考えたのが、小麦粉やイースト、オーブンも使わないピザ。

生地に使ったのは余ったご飯。ポイントはご飯に片栗粉を混ぜること。ご飯どうしがくっついてバラバラになりにくくなリます。

ご飯をラップにはさんで薄く伸ばしていきます。あとは好みの食材を乗せて油をひいたフライパンで焼くだけ。目安は8分で、おこげがつくとおいしくなります。チーズを乗せれば、焼きドリア風味に仕上がります。

ご飯なのでいろいろな食材が合います。きんぴらごぼうの残ったものや、ひじきの煮物、他にも佃煮やちりめんじゃこを乗せてもおいしいです。

いつもは和食に使っているけれど、思い切って洋食に使ってみようとか、発想の転換をすると、いつもとは違う献立や料理になっていきます。

少し目先を変えて遊び心を持つだけで料理をより楽しめるという脇雅世さんのアイデアです。

そうめんにパスタのソースを合わせてみる(そうめんパスタ)とか、逆にパスタに青のりを入れて焼きそば風にしてみたり(焼きそば風パスタ)とか、普段やっている中で一部を変えてみるといいといいます。

肩の力を抜いて、家族みんなで楽しく作って、おいしくいただくのが一番です。

材料
・ごはん200g(ピザ1枚分)
・片栗粉 小さじ2/3(約3.3g)
・塩 少々
・トッピング お好みで

子どもを巻き込む

外出自粛が呼びかけられていたとき、脇雅世さんのもとには料理を作りたくないという声が多く寄せられていました。

毎回毎回で嫌になるという声もありました。子どもに何か食べさせなければと思っていると、それがプレッシャーになります。

そこで脇雅世さんのアイデアは「子どもを巻き込もう」というもの。家にいるからこそ子どもも料理に巻き込もうという考えです。

子どもも時間があるというのは、子どもに料理を教えるいい機会とも言えます。親子で作ると気分転換にもなります。

子どもとだし作り

子どもに興味を持ってもらおうと脇雅世さんが提案するのは、味の基本となるだし作り。これによって料理の味が変わることを子どもに知ってもらえます。

だしだけで、食材が食べられる料理に変わるのは、子どもにとってすごくおもしろいはずです。

水の入ったペットボトルに煮干しなどを入れて、冷蔵庫で一晩寝かせればだしの出来上がり。フタがあってこぼれない上に、火も使わないので、子どもでも簡単に作れます。

透明だった水がだしが出てくると色も変わってきます。だしが取れるのが目に見えるのが一番大きい。

濃い目に作っておいても味の調整ができるので、入れる煮干しの量などは適当でいいそうです。

子どもとレタスの煮びたし

子どもの作っただしの味を引き立てるためにポイントとなるのが、できるだけシンプルな料理。だしのうまさが一番味わえる手軽なものといえば短時間で煮られる煮びたし。

今回はレタスを使います。味を整えただしで煮るだけ。レタスを強火で1~2分煮ます(砂糖・塩・しょうゆ酒 適量)。

レタスは味が染み込みやすい上にかさも減るので子どもでもたっぷり食べられます。ニンジンや油揚げなど子どもの好みに合わせていろいろな食材を入れてもいいでしょう。

料理は楽しんで作って出来上がりの達成感が味わえるので、親子で家にいる時間が長いときに、このように時間を使ってはいかがでしょうか。

子どもと一緒にメニューを考えると、子供の創造力が養え、料理の大変さがわかるので作り手への感謝の気持ちも芽生えます。

材料
・レタス 小1個
・ニンジン・しめじ・油揚げ お好みで
・昆布とかつおの合わせだし・調味料 適量

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